先日の日記でも少し触れましたが、現在イスラム教徒の皆さんは日の出ている間は断食中。
私がバリに引っ越して来た6年前、シルバー修行時代をしていた頃の私の師匠はイスラム教の人でした。ラマダンの間は日の燦々と照る暑い中、食べても飲んでもいけません。
もちろん、冷房なんて贅沢な物のない所で修行していて、汗はにじみ出るし、喉はとても乾く。でも断食中の師匠の前で「毎年慣れてるんだから、君が何か飲んでも全然大丈夫だよ。」と言われても、我慢している人の目の前では申し訳なくって何も飲めませんでした。
しかしながら、師匠がトイレへ行ったり、ほんのつかの間席を外す時に、私はカバンに忍ばせていたペットボトルの水をささっと隠れる様に飲んだのでありました。
話変わって、昨日ウブドのスーパーマーケットに行って写真のナツメヤシを見つけました。
最近知ったのですがラマダン中の断食の後は、日が暮れたからって、すぐに食事を摂るのではないそうで、まずは柔らかくて胃にやさしくて、甘めの、すぐに血糖値を上げるような物を口にするそうです。例えば、ゼリー、ナタデココ、かぼちゃ、果物、ナツメヤシや甘い飲み物だそうです。
ラマダン期間中だからか、この中東からの輸入品らしいナツメヤシがスーパーのとても目立つ場所に置いてあり、確かナツメヤシって鉄分(鉄分はプルーンの1.5倍もあるらしい)やミネラル、繊維がとても豊富というのを思い出した私。
最近、貧血気味なので、早速買って帰ることにしました。
ナツメヤシっていうと、なんだか昔読んだ小説の中で、ラクダに乗ってアラブの砂漠の中を何日もかけて旅する人が食事の代わりに食べるものというような、遠い国の食べ物というイメージしか無かったのですが、イスラム教徒の多いインドネシアでは意外と身近な食べ物なんですね。おそらく収穫して天日で乾燥させただけだと思うんですが、あま~い干し柿のような味。ドライフルーツの甘さは苦手な私ですが、健康の為に頑張って食べてみます。
パッケージが中近東の雰囲気満点

中身のデーツ
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- 2007/09/18(火) 16:00:34|
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